職人の罠

ファストファッションが根付いた昨今。
決して「お手軽」とは言えない和服・和装になぜ惹かれるのでしょう。

人により理由は様々ですが、和服を単なる「衣類」としてだけではなく、
和の文化や伝統を身にまとうという高揚感も、あるのではないでしょうか。

帯や着物・小物に至るまで、ひとつひとつを形作るのは職人が培い継承する、技や伝統です。
私たちはこれら職人の指先が紡ぐものに惹きつけられ ”落ちて” いるのかもしれません。そう、

『 職人の罠 』に。

私たちが魅せられる理由・・・職人の仕事について、
ほんの一部ではありますがご紹介いたします。

01 荒尾あらおちどり -ろうけつ染め職人-

ろうけつ染めによる帯、帯揚げなどを手掛ける、ろうけつ染め作家。大津工房 荒尾ちどりさん。
どんな細かな柄でも活き活きと描く「手」の緻密さや、絶妙な配色バランスなどから生み出される作品は、
おびやの中でもトップクラスの人気を誇っています。
また製作には、ろうけつ染め以外の染め手法も取り入れられているため、
平面的ではない、立体感と深みのある意匠が特徴です。

《 作品のご紹介 》

荒尾さんは現在も、ご自身の製作に活かすべく美術館巡りを続けていらっしゃるそうです。
その飽くなき向上心や、もの作りに対する真摯さが作り上げる「荒尾ちどりワールド」をお楽しみください!

《 その他の作品 》